【SWITCHインタビュー達人達】小林賢太郎が椎名林檎に語る人間全員おもしろい説

SWITCH インタビュー 達人達 小林賢太郎 椎名林檎 人間全員 おもしろい

SWITCHインタビュー達人達

(NHK Eテレ毎週土曜午後10時~午後11時、再放送毎週土曜午前0時(金楊深夜))

劇作家・パフォーマーの小林賢太郎さん音楽家椎名林檎さんが出演し対談しました。

 

先日、小林賢太郎さんは東京2020パラリンピックの閉会式で、

ステージの演出を担当されることが発表されました。

 

原作・演出・表現者としては同じ椎名林檎さんと語り合います。

 

小林賢太郎さんは、絵本うるうの森の作家で、小林賢太郎 本の世界という展覧会を催したり

2007年K.K.P「TAKE OFF~ライト三兄弟~」では2006年、2007年に上演された

演劇雑誌の読者が選ぶ2007年のナンバー1に選ばれました。

 

そんな小林賢太郎さんを椎名林檎さんは

最初にマスターするところみたいなものなんだと思って

 

クラッシックなんですって

 

かっけーと思って

 

と言われています。

 

小林賢太郎さんと椎名林檎さん、お二人とも言葉選びがすごくセンスがあり

おもしろかったのですが、

今回は小林賢太郎さんにSWITCHして

小林賢太郎さんのお話の中の人間全員おもしろい説の話

そして

椎名林檎さんが小林賢太郎さんに絶対聞きたいこと

ペース配分はどうしているかについて

小林賢太郎さんは尊敬される

Mr.マリックさんからの助言についての話をされましたので

この2つをお届けします。

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【SWITCHインタビュー達人達】小林賢太郎が椎名林檎に語る人間全員おもしろい説

 

小林賢太郎はクラッシック

 

椎名林檎さんの長男さんが高校3年生だそうですが、

学校で小林賢太郎さんを知らない人はいないらしく

最初にマスターするところみたいで、

クラッシックという感じで楽しんでいるそう

 

椎名林檎さんはそのことを

「かっけーと思って」

と言われました。

 

小林賢太郎のこだわり

小林賢太郎さんは最近こだわりがなくなってきたと言われています。

 

以前は

笑いの場合笑いが起こる瞬間のせりふとかアクションよりも、
そこで笑いが起こる理由をその前に置いておくことが
すごく大事なんですね。

ふりとおちっていう表現をしたりしますけど。

ふりがおちの為に機能するには、
これふりですよ、覚えといてくださいねーと
大きい声で出さなくても全員にしっかり伝えとかなきゃいけないなと

だからその機能に気づかない役者さんとか音響、照明さんとか
そのシーンすごく際立たせちゃったとしたら
「そこは目立たせちゃダメなんだ」と言って

「そうですか。わかりました。」って言って
目立たなくなって紛れ込んじゃったら
「伝えなきゃいけないんだよ」

声は張らないで、でも他の人達この瞬間動かないで
このせりふだけは全員に聞かせておかなきゃいけないから」っていう

機能してないところが、1mmあったらもう気持ち悪いっていう思いで

ずっと演出してきたんです。

by小林賢太郎

 

 

小林賢太郎人間全員おもしろい説

 

最近は

思ってた笑いと違うけどと思っても

役者さんや小道具さんが小林賢太郎さんの思ってたものや

頼んでいた道具と違っていたとしても

 

でもこの人の良さはこれだよな

 

なるほどこういう解釈

この人こういう種類のおもしろさ

 

だから人間全員おもしろい説みたいなのが

きっと最近僕の中にあって

おもしろい人とおもしろくない人がいるでしょ、世の中には

一般論でいいです

 

おもしろくない人は、おもしろくないんじゃなくて

本当はおもしろいのに

おもしろくなく見えているっていう説。

by小林賢太郎

 

 

小林賢太郎説 フィルターが厚くなると、おもしろくなくなる

 

小林賢太郎さんによると、モテたいとか儲けたい、すごいって思われたい

というような思惑のフィルターが重なれば重なるほど

フイルターが厚くなって本質が見えなくなる

と言われます

 

全部取ったら天然のおもしろさがあるのに

見えなくなってる

とのことです

 

なので

 

ほんとだねぇ、僕も知らなかった

というように一回その人側に回ってみるとのことでした

 

それを聞いて椎名林檎さんは、「えっ、前からそうかと思っていました」

 

小林賢太郎さんが大勢のお世話をしている時とか、

すごい上手だと思ってたそうです。

 

誰でもおもしろいところがあるから、あて方こっちにしてみたら

ほらっていうのが上手だと思っていたとのこと。

 

小林賢太郎さんはもともとそういう考え方が全部あった訳ではないが

最近よりそこを大事にしたいと思うようになった

と語られていました

NHK Eテレ SWITCHインタビュー達人達 椎名林檎×小林賢太郎より

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【SWITCHインタビュー達人達】小林賢太郎が椎名林檎に語るMr.マリックの助言

 

椎名林檎さんが小林賢太郎さんに絶対聞きたかったことは

小林賢太郎さんが公演もあれば、執筆もありというような忙しさで

ペース配分はどうされているかということです。

 

小林賢太郎 ペース配分 基本は仕事は重ねない

 

小林賢太郎さんは24時間その作品に無中になってしまうので

2個やるとどちらも散漫になってしまうのが嫌で、

重ねないようにしているとのことです

 

小林賢太郎 Mr.マリックの助言「机を変えるんです」

 

小林賢太郎さんが尊敬されるMr.マリックさんから、

助言をいただいたそうです

 

小林賢太郎さんが忙しくなり、

2個以上仕事が重なった時に、気持ちの切り替えが難しいが

どうしているかを

Mr.マリックさんにお聞きしたそうです

 

Mr.マリックさんは

 

「机を変えるんです」

 

「景色を変えて下さい」

 

との助言があったそうです。

 

小林賢太郎さんは、

本当に宝物、その助言がなる程と思って

と言われました。

 

仕事ごとに机を変える

 

アトリエには机が3か所、3つあるそうで

仕事ごとに机を使い分けているようです

 

例えば

「前やった公演のDVDのパッケージのチェックお願いします」が来る

今やってる事とは関係ないけれど今やらないといけない

 

そういう時に

せめて景色を変えて

(机を別の机にして)

 

これは目に入らないようにして(今までやっていた作業を)

 

「これ写真もっと大きい方がいいですね」と言って帰して

そしてまたこっちに戻って(今作業していた机に戻って)

あ~おもしれぇ~、ってやる

それが机を変えるという感じだそうです。

 

椎名林檎さんは小林賢太郎さんの話を聞き、

私もMr.マリック派でいこうかな

とのことでした

NHK Eテレ SWITCHインタビュー達人達 椎名林檎×小林賢太郎より

【SWITCHインタビュー達人達】小林賢太郎プロフィール

小林賢太郎

劇作家・演出家・パフォーマー

生年月日 1973年4月17日

出身地  神奈川県横浜市

学歴   多摩美術大学版画科卒

血液型  A型

1996年 ラーメンズ結成 相方 片桐 仁 

2002年 小林賢太郎プロデュース公演 KKP立ち上げ

2005年 ソロコントプロジェクト「POTSUNEN」立ち上げ
      2012年に初の海外公演 パリ・モナコ

2007年度 舞台演劇情報誌「演劇ぶっく」にて演劇ランキングと
俳優ランキング1位を獲得
2010年、2012年度には俳優ランキング1位を獲得

2009年~NHK BSプレミアムで「小林賢太郎テレビ」年に1度放送

2016年 コント集団「カジャラ」旗揚げ

小説・絵本・漫画・アニメ作品・展覧会など
創作活動は多岐にわたる

 

 

小林賢太郎さんは僕がおもしろいと思うものを、

一緒におもしろがってくれる人に

楽しんでもらえることが一番の幸せ

親子3代とかで来てくれるとすごくうれしいですね

と話されていました。

 

そして文化芸術に興味のない人にはわからないというものを

作ってはいけないと思っているそうです

 

何だかうれしい言葉です

そう言ってもらえると、演劇がよくわからない人も

敷居が高くなくて行きやすいです

 

また一人でいる時間は大事かという話で

椎名林檎さんは大事です。ほとんどです。

と言われていました。

 

小林賢太郎さんは、人からどう思われたいかとか

どう思われたくないかとか

フィルターのない時間を持つ

 

(フィルターが)ない時間に生まれた作品はいい。

よかったんです

というフィルターのない一人の時間を持つことの大事さ

を語られました。

 

さて人間全員おもしろい説を語られた小林賢太郎さん。

東京2020年パラリンピックの閉会式は

人々とどう関わってその人達のおもしろさを

引き出してあげるのか、とても興味深いですね

どんなステージを創り上げられるのか楽しみです。

よかったらこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

【SWITCHインタビュー達人達】椎名林檎が小林賢太郎に語る私の中の成功とは

最後までお読みくださいまして、ありがとうございます

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