【SWITCH達人達】松重豊 植野広生に孤独のグルメを語るノンフィクションに近いドラマにしたい

SWITCH,インタビュー,達人達,松重豊,植野広生,孤独のグルメ

 

SWITCHインタビュー達人達 11月27日(土)午後10時~10時50分 再放送12月4日午前0時

(NHK Eテレ毎週土曜午後10時~午後10時50分、再放送毎週土曜午前0時(金曜深夜))

俳優松重豊さんと食の雑誌編集長植野広生さんが出演し対談されました

対談の中から松重豊さんの孤独のグルメの撮影裏話のパートをお届けします

 

場所は神奈川県横浜市の緑山スタジオで、松重豊さんが植野広生さんに

料理人の格好で来てほしいとのリクエストがあり

植野広生さんはコックの格好で松重豊さんに会いに行きます

 

植野広生さんが松重豊さんに会いたいとラブコールを送ったそうで

その理由は

 

シンプルに役者としてすごく好き

「孤独のグルメ」とか食をテーマにしたドラマ、映画に出演していらっしやること

そこで役者としての考えだったり、食に対する思いが本当に独特なので

ぜひお話したいと思いまして

 

ということでした

 

松重豊さんに会いに行くと、松重豊さんも料理人の格好をして座って何かを食べています

 

植野広生さんが松重豊さんに挨拶をすると

 

あ~どーも、松重です~

 

植野広生さん「中華料理のおやじさんが休憩で外で何か食っているのかと思いました」

 

ーここから松重豊さんの芝居が始まりますー

 

 

松重豊さん 「来年の1月から始まる連続ドラマの撮影中でして、題名がねぇ、 

孤高の井之頭食堂というねぇ、

世界一おいしいふつうの料理を目指す孤高の職人ドラマ

というのが、始まるらしいんですよ」

 

植野広生さん「どっかで聞いたようなタイトルですねぇ」

 

注:こんなドラマはありません!

 

まだ松重豊さんの芝居が続きます

 

第1話目っていうのが

究極のおにぎり作りなんですけども

 

植野広生さん「あっ僕も植野食堂の主人としてですね」

 

松重豊さんあっそうだ!パクリだこれ!ごめんなさい

 

とりあえずここで終わりました・・

 

 

植野広生さんがなぜコック服なのかを松重豊さんに聞くと

スタジオでは松重豊さんはいろんな役の格好をして撮影していて

スタジオ前、セットの前で出番のない日はこうやって

外に出てお話したりするそうで

 

松重豊さん 「こういう空気感を共有したいなと思いまして」

 

勝手なお願いなんですけども、食べ物に関して僕食べる方でなくて

食べる方じゃないんだぞというアイコンでいくとコック服というのがあったんで

 

ということでした

 

緑山スタジオで去年「バイプレイヤーズ」というドラマと映画を撮っていたそうで

 

松重豊さん「現場でさっきみたいな小芝居ばかりやってたんですよ

ちょっとトイレから帰ってきたら、中華屋のおやじになってるとか

ごっこ遊びが非常に好きな迷惑なおじさん達が集まっているんです」

 

そういう日常の中で見えてくるようなリアリティの積み重ねが

そういうゲームが好きなので、ごっこが

 

まず植野さんにぶちかましてやろうかなって

 

植野広生さん「ぶちかまされましたねぇ

(笑い)

 

事前のこの話がリアリティということの伏線になっていたようにも感じました

スポンサーリンク

 

【SWITCH達人達】松重豊 植野広生に孤独のグルメを語る

 

テーマ

Vol.285 おいしいをどう伝えるか

 

孤独のグルメ

松重豊さんが演じる井之頭五郎が仕事の合間に一人で店に立ち寄り食事を味わう

 

松重豊孤独のグルメ撮影現場で取材をする

 

SWITCHインタビューナレーションでは

孤独のグルメの撮影現場では、撮影の合間に松重豊さんが自ら店の人に取材をされ

そして感じたことを脚本にその場でたしていくそうです

こうしてその店に訪れた客が何を求め、どうふるまうかを考えることで

表現にリアリティを与えている

と流れていました

 

植野広生さん「孤独のグルメのおいしさの伝え方とかすごい見ちゃうんですよね」

「おいしい」を伝えるのは非常に難しい要素だと思っていまして

 

孤独のグルメはただ食べるだけでいいのか

 

松重豊さんは孤独のグルメは、ただお腹をすかした中年男が食べ物を探して、

見つけておいしかった、あるいはまずかった

という日常の断片を切り取っただけの作品で

これをエンターテイメントにしようっていうのは無理だと思った

そうです

 

これほんとに何も起きないし、

ただ食べてるだけでいいんですか?

って言ったら

あぁそれでお願いしますということで

スポンサーリンク

 

【SWITCH達人達】松重豊 植野広生に孤独のグルメを語るノンフィクションに近いドラマにしたい

 

孤独のグルメの撮影現場で松重豊さんが自ら取材をされます

 

取材をすることで分かること

 

初めて行く店で

そこで女将さんがいて、ご主人がいて

この店はこういう歴史でこのご夫婦が始められて

番組ではこの料理を出すけれども

実はこの料理にものすごくこだわりがあるんだなっていうのを

撮影中の空き時間で拾っていく

 

孤独のグルメ撮影現場の空気感

 

松重豊さんが語ります

いろいろ話を聞いているうちに台本に書かれたものよりも

こっちがおいしそうだよって言ったら

それ足そうかっていうのりがどんどんできるような空気になっていって

 

受け取ってただ正直に感じているだけ

 

そういうのはお店の人から感じるもの、

お店の佇まいから感じるものを僕が受け取るっていうことを

 

ただ正直に感じているだけなんですよ

食べておいしいって

あー感じたっていう

 

ノンフィクションに近いドラマにしたい

 

松重豊さんは

この人はそう感じているんだっていうことを見せることを

積み重ねていくことでしかないと思う

 

どう伝わるかっていうことを逆に考えると、

おいしいと伝えようと思うと

ドラマとしてよくありがちなフィクションにしかならない

 

どっちかというとノンフィクションに近い

ドキュメンタリーに一番近いドラマにしたいっていうふうに思ってる

 

と語りました

 

植野広生さん「自分が感じてることを見せることで伝わるっていうのが多分あるんでしょうね

 

眉間に漢字の風の字が出る?

 

植野広生さん 「それを僕は松重さんの眉間を見るんですよ」

食べてる時も眉間にしわがひゅと入ったりするんですよ

 

 

植野広生さんは

ちょっとしたことが、あっこれがほんと舌先じゃなくて、

胃の腑で感じるようなぐぐっとうまい感じなんだとか

なんかこれはもしかして辛いんじゃないかとか

いろんな妄想を僕の楽しみとして眉間をずっと見てるんですけど

と言われます

 

 

松重豊さん 「むかし僕ここに(眉間)に漢字の風っていう字が出るってよく言われてたんですけど

なんで眉間に風があるんだろうって

ほんとに強面の役が多かったので眉間にしわ寄せるシーンとかよくやってたんですけど

 

孤独のグルメでは

咀嚼してる口とそしてここ(眉間)から目の印象、

ほんとに眉間のしわから感じられる味っていうのが

僕はあんまり意図はしてないんですけど

そういうのが表現として助かってるのかもしれませんね

松重豊さんは語りました

出典元:NHKEテレ SWITCHインタビュー達人達 11月27日放送 松重豊×植野広生より

スポンサーリンク

 

孤独のグルメファン待望の松重豊さんと植野広生さんの対談でした

松重豊さんからのコック服でとのリクエストと松重豊さんの芝居での挨拶に

植野広生さんもやられたって感じだったでしょうか

番組の始めから笑いましたね。

 

松重豊さんが孤独のグルメの撮影現場で自ら取材をされていました

 

取材をすることによって店の実情が分かってくる

その店の主人や女将さんと話され

お店の人から感じるもの、店の佇まいから感じるもの

それらをすべて松重豊さんが受け取り

どういう人達がこの料理を作っていて

どんな思いがこの料理に込められているのか

その思いも込みで、出された料理を頂いた時に

あーおいしいというリアルな表情、表現になっているのかなと思いました

 

松重豊さんが求められるリアリティ、

ノンフィクションに近い

ドキュメンタリーに一番近いドラマにしたいと言われる

役者としての真摯な気持ちが

自ら取材ということに現れているのかなと思います

 

孤独のグルメの視聴者には松重豊さんの

あーおいしいの表情がしっかりと伝わり受け取っていると思います

 

今は孤独のグルメが放送されたら(放送前からでも)

聖地巡礼で行列ができていますよね

 

孤独のグルメの裏話が聞けてよかったです。

これから見る時はまたそういうことも頭のどこかにありつつ

見る楽しみも増えました。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

SWITCH,インタビュー,達人達,松重豊,植野広生,人生,使い道,楽しい

【SWITCH達人達】松重豊 植野広生に残りの人生の使い方、一番楽しい時を語る

2021.12.08
SWITCH,インタビュー,達人達,松重豊,植野広生,大学,葛藤,見つける

【SWITCH達人達】松重豊 植野広生に大学時代~葛藤の先に見つけたものを語る

2021.12.07
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です